しょうらいかん
最近会社の人にせよ学生時代の友人にせよ、誰かとお酒を飲んでいると必ず結婚の話題が出る。
人生というスタンプラリーで必ず通るべきチェックポイント的な扱いなのかもしれない。
正直結婚に向けたアクションでわたし自身が取れるものはもう何もないと思っていて、相手が状況を動かしてくれたときのための備えを粛々と進めていこうという気持ちでいる。
ただ、不安がないわけではない。交際を始めるタイミングからすでに結婚を視野に入れようと話していたし、そのまま2年が過ぎようとしている。
その間にわたしの両親には挨拶を済ませているし、その場でも結婚を考えているとはっきり表明してくれた。
しかしそこからの進展は今のところ見られない。
わたしのぼんやりとした人生設計では、35歳を過ぎて子育てを始めるというのは含まれておらず、かつ結婚後の2年ほどは子供を作らず二人で楽しく過ごしたいという願望がある。
それをかなえるためのタイムリミットは刻々と近づいている。
どこまで計画的に、まじめに考えているのかが見えないので、たまにわたしがつっかかってはけんかになる。
この年になっては、今を楽しむためだけの彼氏は正直微妙だなというのが本音。
今を楽しみたいだけなら、友達もいるし、逆に彼氏がいないほうが自由が利くくらいだ。
自由を捨ててまでも彼氏をつくろうというのは将来の約束のためである。
チョコレートの星をこの手に
三越銀座のバレンタイン催事場へ。
クローカの惑星チョコと目当ては決まっていたので一目散に並んだ。
夜だったのですでに飴系のものは売り切れていて、チョコレートを購入した。
地球のような形の惑星からは3つくらいの土地からチョコレートが取れたりする。
2瓶分と別売りのタッセルを買って、可愛く詰めていただいた。
少し口に含むとミルクの味が広がる。幸せ。
銀河所有証書もロマンがあってとても素敵。
完全に自分チョコになってしまったが、心をつかまれた企画であった。
その後はみのりカフェで大好きなお米ミルクの抹茶ラテを購入しようとしたら、なんと今は緑茶しかないとのこと。
でもお米ミルクのほのかな甘みと緑茶のちょっとすっきりした味の組み合わせも悪くない。緑茶期間が終わる前にもう一回飲みたい。
さらに、まだ時間がありそうだったので、ずっと行きたかったコンタクト検査のため眼科へ。
ああでもないこうでもないと試したり、眼鏡と同じ度数にしちゃだめだと怒られたりしながら度数を決めた。
カラコンを希望したらディファインの全色サンプルをいただけた。
アフターが充実した一日だった。
働き方の改革よ。
はちてんさんぱーせんと
2017年もひと月が過ぎた。
1年の8.3%が終了したと言われると急に焦りを覚える。
今年も忙しい忙しいでぬるっと過ぎてしまうのか。
でも、少なくとも去年よりは自分に正直に生きているような気もする。
いい年になってから吹っ切れている。
楽しさやしあわせを追いかけるのは悪いことじゃないと思えるようになったような。
年始の目標を忘れずに、またゆるく生きていこうと思う。
熱海2日目
2日目を迎えた。
昨夜1時くらいに、「6時に起きて朝風呂に行くんだもん!」と張り切っていた友人を9時前に起こして、ひとっ風呂のまえに昨日のナイトクラブカラオケに行った。
貸し切り状態だった。
数曲歌って、朝(でもない)風呂に入って、支度をして朝ごはんのつもりでパインツリーに行けばもう昼近く。
インベーダーテーブルには座れなかったけど、煙が出るパフェとたまごサンドは本当においしかった。
それから時間がギリギリだ!と走って向かったのは遊覧船乗り場。
熱海の街並みを水上で眺めるのはとてもいい景色だった。
夜とかもいいなあと思った。
ゆりかもめの大群に囲まれるのは恐怖だった。ヒッチコック的なものを感じた。
腹ごなしにとサンビーチに立ち寄り、海にも入った。
桜をバックに、砂浜を駆け波打ち際で素足で戯れる、秋生まれのわたしは、ダウンコートを着ているという春夏秋冬ぶり。
なんだかすでにご飯を食べられそうだったので宝亭でカツカレーを食べた。
カレーというかビーフシチューのようなルーとやわらかいカツが本当に絶品だった。食べないと後悔するところであった。
そのあとはバスの乗り継ぎや歩くことなどが面倒になったのでタクシーで走り湯へ一直線。ものすごいスチーム効果だった。実物を見ないと何も伝わらなさそうな不思議な感じ。
そしてすぐ近くの足湯に浸かりながらわたしは変人ぶったやつは嫌いで、ガチの変人奇人が好きなんだということをなぜか熱く語り、全力で坂道を登って磯丸でトロを食べてお土産を購入し帰りの電車に乗り込むのだった。
本当に充実した旅行だった。
付き合っていただいた友人に感謝、そしてすぐに文章に残しておかずすでに若干忘れた状態で書いている自分にダメ出しをしたい。
熱海1日目
今日は待ちに待った熱海旅行である。
昨日あんな気分で一日を終えてしまったので、若干ふてくされて家出するような感覚である。
朝の待ち合わせに10分ほど遅れる旨を友人に伝えるとなんと1時間遅れの連絡がきたので、家を出ずにのんびり過ごした。
熱海駅に着いた頃にはすでに昼時だったので、仲見世商店街をさらっと通りながらパン(海鮮焼きそばパンとかネギ味噌パンとか)を買ったり恋のおみくじを引いたりした。
お昼のお店のお目当てはすでにあったので、どんどん歩を進めているとなぜか洋菓子屋さんの中にペッパーくんが。
行ってみるとお店のご主人のために置いてあるんだそうで接客は一切してくれない。
そしてなぜか腕がゴールド。
ケーキを購入してさあ出るかというあたりから猛烈にしゃべり始めた。それも今日はコピーライターの日だとかケーキ関係ないことを。
個人的に一番面白かったのは友人がペッパーくんに「こんにちは!」とあいさつをしたらペッパーくんはフルシカトで店の奥にいたご主人が「こんにちは!」と返してくれたことだ。
ちなみにケーキは安くてふわっふわでめっちゃおいしくてハッピーになる。
次はお昼。ネットで見かけてずっと狙っていたうにのアーリオオーリオパスタである。
口の中がずっとうに。こんなにしあわせでいいのかってほどうに。
本日のおすすめということで頼んだズワイガニのクリームコロッケも当然おいしかった。
次はバスに揺られて熱海城。
外国人観光客も結構いたので、この城には歴史的な意義はあまりない珍スポットだということを知ってもらえてるのかが不安になった。
でないとジャパニーズキャッスルは地下がゲーセン、最上階ではジェンガがカルチャーという認識が広まってしまう。
コスプレコーナーやジェット足湯、春画コーナーなどもあったが、春画コーナーで入り口付近の春画じゃないところを全員足早にスルーしていてもうちょっと建前とか照れ隠しとかないのかと驚いた。
また、ほら貝を上手に吹けたらプレゼント企画をやっていて、友人がホルンの技術でほら貝で音程をつけて曲を吹いていて、その才能に嫉妬した。
次は歩いてすぐの秘宝館へ。
写真撮影禁止に駄々をこねたくなるほどの秘宝の数々。
おみくじを持ってきてくれる巫女さんのお尻が丸見えだったり、くじらのあれが痛そうだったり、全力でハンドルを回してマリリンモンローのスカートを飛ばしたり、ハンマー投げの勢いで乳が飛んだり、セクシーというか、あはーんうふーんな感じの場所だった。
街に戻ってからもすごかった...とか、とんでもなかった...とかそういう感想しか残らず、珍スポットツアーの後のような放心状態に陥った。
夕飯の前にモンブランでミルフィーユを購入し、夕飯は熱海に行く度に食べる磯丸のリーズナブルでおいしいお寿司を食べて、宿へ。
ホテル大野屋に泊まった。かの有名なローマ風呂の。
お風呂は男女入れ替え制で、時間が少し空いたので昼間に買った食べ物を食べたり、ふらふらしながら過ごした。
そして、この歌広場の看板に(勝手に)騙されるのだ。
まさかこの看板の向こうがナイトクラブとは思いもよらないだろう。
知らないおじいさんたちと一緒に歌うのだ。
同じように勘違いした若者たちが何組も脱落していく中わたしたちは全力で歌った。
そして広くてぜいたくなお風呂をアウグストゥスの足元で楽しみ、コーヒー牛乳を一気飲みし、プランクチャレンジと造顔マッサージのことを教えてもらいつつ、酒を飲みつつだらだら過ごした。