熱海1日目
今日は待ちに待った熱海旅行である。
昨日あんな気分で一日を終えてしまったので、若干ふてくされて家出するような感覚である。
朝の待ち合わせに10分ほど遅れる旨を友人に伝えるとなんと1時間遅れの連絡がきたので、家を出ずにのんびり過ごした。
熱海駅に着いた頃にはすでに昼時だったので、仲見世商店街をさらっと通りながらパン(海鮮焼きそばパンとかネギ味噌パンとか)を買ったり恋のおみくじを引いたりした。
お昼のお店のお目当てはすでにあったので、どんどん歩を進めているとなぜか洋菓子屋さんの中にペッパーくんが。
行ってみるとお店のご主人のために置いてあるんだそうで接客は一切してくれない。
そしてなぜか腕がゴールド。
ケーキを購入してさあ出るかというあたりから猛烈にしゃべり始めた。それも今日はコピーライターの日だとかケーキ関係ないことを。
個人的に一番面白かったのは友人がペッパーくんに「こんにちは!」とあいさつをしたらペッパーくんはフルシカトで店の奥にいたご主人が「こんにちは!」と返してくれたことだ。
ちなみにケーキは安くてふわっふわでめっちゃおいしくてハッピーになる。
次はお昼。ネットで見かけてずっと狙っていたうにのアーリオオーリオパスタである。
口の中がずっとうに。こんなにしあわせでいいのかってほどうに。
本日のおすすめということで頼んだズワイガニのクリームコロッケも当然おいしかった。
次はバスに揺られて熱海城。
外国人観光客も結構いたので、この城には歴史的な意義はあまりない珍スポットだということを知ってもらえてるのかが不安になった。
でないとジャパニーズキャッスルは地下がゲーセン、最上階ではジェンガがカルチャーという認識が広まってしまう。
コスプレコーナーやジェット足湯、春画コーナーなどもあったが、春画コーナーで入り口付近の春画じゃないところを全員足早にスルーしていてもうちょっと建前とか照れ隠しとかないのかと驚いた。
また、ほら貝を上手に吹けたらプレゼント企画をやっていて、友人がホルンの技術でほら貝で音程をつけて曲を吹いていて、その才能に嫉妬した。
次は歩いてすぐの秘宝館へ。
写真撮影禁止に駄々をこねたくなるほどの秘宝の数々。
おみくじを持ってきてくれる巫女さんのお尻が丸見えだったり、くじらのあれが痛そうだったり、全力でハンドルを回してマリリンモンローのスカートを飛ばしたり、ハンマー投げの勢いで乳が飛んだり、セクシーというか、あはーんうふーんな感じの場所だった。
街に戻ってからもすごかった...とか、とんでもなかった...とかそういう感想しか残らず、珍スポットツアーの後のような放心状態に陥った。
夕飯の前にモンブランでミルフィーユを購入し、夕飯は熱海に行く度に食べる磯丸のリーズナブルでおいしいお寿司を食べて、宿へ。
ホテル大野屋に泊まった。かの有名なローマ風呂の。
お風呂は男女入れ替え制で、時間が少し空いたので昼間に買った食べ物を食べたり、ふらふらしながら過ごした。
そして、この歌広場の看板に(勝手に)騙されるのだ。
まさかこの看板の向こうがナイトクラブとは思いもよらないだろう。
知らないおじいさんたちと一緒に歌うのだ。
同じように勘違いした若者たちが何組も脱落していく中わたしたちは全力で歌った。
そして広くてぜいたくなお風呂をアウグストゥスの足元で楽しみ、コーヒー牛乳を一気飲みし、プランクチャレンジと造顔マッサージのことを教えてもらいつつ、酒を飲みつつだらだら過ごした。