雨とパスタと憂い
高校時代からの友人と遊びに行った。
わたしはよく冗談半分のように彼女のことを「高校時代唯一の友達」と表現しているが、わりと事実である。
彼女とは高校入学当初から仲良くして(いただいて)いて、かれこれ15年以上も定期的に遊んでいる。
彼女の性格をざっくり表現すると、まじめで親切で我慢強くて不器用な人だ。
ずっとうまくやっていた(とわたしが勝手に思っていた)仕事で今つらい状況にいるようで。なんでも上司のストレスのはけ口にされているようであった。
基本的につつましい性格ゆえ、あまり言い返したりもしなければ一瞬本当に自分が全部悪いと考えてしまうところまであるので大変心配である。
そういえば学生時代もモラハラっぽい男に出会ってストレスでやせ細っていたっけ。
口に出さないだけで気が弱いわけでもプライドが低いわけでもないのに、優しさに付け込まれているという状況がとても嫌だなと思った。
とりあえず、あなたはもっと大切にされるべき!と力説しておいた。
同時に、相対的なことでのみプライドを保てる人ってとっっっても格好悪いと思う。
いい年になっても相手を痛めつけ、蹴落とすことでしか自分の価値を上げる方法を知らないという哀れな大人にはなりたくないものだ。
そして、友人ちゃんは早く良縁に恵まれろ。