昨日の再考
昨日の逃げ恥を見た後のもやもや感を会社の先輩と共有した。
いつも明るく笑顔で完璧な家事とともに接してくれるガッキーが急にわたしたちと同じただの女の子になって、フィナーレに向けてハイスピードに進んでいく展開にわたしたちはややおいてけぼりを食らったのだ、と頭の整理ができた。
仕事で遅くに帰って、「今日は遅くなるからご飯炊いといて」と言ったのにそれを忘れられてたら。ものすごくありそうなシチュエーションで、ファンタジー彼女のみくりちゃんなら「もう、しょうがないですね。じゃあひらまささんのおごりですよ」みたいに許してくれるものだと思ってたら、「もういいです。コンビニで買ってきます」と一人で出てってしまう。
その姿もショックだったし、まるでわたしを見ているようであった。
もしわたしなら(結婚も同棲もしてないけど)「もういい、買ってくる」「疲れたからもういい。ご飯いらない。寝る」の二択だ。
何なら、わたしのほうが遅くまで働いて疲れてるのにそれもやってくれないの?と開き直りそうな勢いである。
それが第三者から見るとこんなに嫌な女に見えるということにも衝撃を受けた。
さらに、ひらまさを遮断して風呂場に閉じこもっている姿も、あらためて見るとやってはいけないことなんだなあと思う。
そこで関係の修復ができたのは完全にひらまさの人間力である。
わたしもすぐ一人で思い詰めては「もういい」と拗ねて相手との解決を投げ出すタイプなのですごくすごく身につまされた。
あのふわふわドラマを観ながらこんなに疲れる思いをしたのはきっとわたしの人間力不足ゆえなので、ちゃんとしなきゃなあ...と改めて思うのであった。
そして、そんなことは露知らずの彼氏殿に大好きだなんだと連絡をしてみたらわけもわからず上機嫌になっておった。かわいいやつめ。