クラーナハ展の話
そういえば、23日の友人たちとの待ち合わせ前に時間が余ったので、珍スポットツアーで知り合った方から勧められたクラーナハ展に行った。
歴史のことはよく覚えていないのと、宗教にも歴史上の人物にもあまり詳しくないので、前半はほへーなるほどーくらいの感想だったが、クラーナハの凄さは後世に影響を与えまくっているところにある。
後半の、クラーナハに影響を受けた作品(ピカソは模写とかも結構してる)も見応えがあったし、森村泰昌の写真も楽しかった。
また、クラーナハが始めた絵画の大量生産を中国のコピー画家たちによってやってみた壁一面の「正義の寓意」は圧巻。近くで見ても遠くで見てもおもしろい。
女性の絵もクローズアップされていて、怖い女シリーズや裸婦などたくさん展示されてあった。クラーナハの裸婦はあまりふくよかでなく、それでいてお腹はふっくらしている不思議な体型。
そしてグッズは「ユディト」の絵をあしらったまさかのh.naotoのアパレルグッズコーナーがあった。衝撃。
とても見応えがあり、思わず公式図録を購入してしまうくらいよかった。
すごい起承転結を見せられた美術展だった。
そして最近のわたしはクラーナハ展を周りに勧めまくっている。